どう言う?病気を表す言葉 いろいろな表現 

學日語

前に感染する病気について考えてみたけど、

今日は病気を表す言葉について紹介しますね。

 

風邪をひく

「風邪」には特別な動詞を使います。

「風邪になる」「風邪に罹る」というのは間違いではないと思いますが、あまり聞いたことはありません。風邪は人がいつもかかる病気だからか、普通は「風邪をひく」という言葉を使います。

風邪をひいた時は、暖かくしてゆっくり休んでください。
風邪をひかないように、気をつけています。

病気になる

「病気になる」は感染症でも感染症でなくても何にでも使える言葉です。でも「風邪になる」という人はほどんどいません。「病気になった原因が自分にあるという気持ちがある」という人もいます。

お酒を飲み過ぎて、肝臓病になってしまった。
そんなに働きすぎると、病気になってしまいますよ。
病気にならないように、食べるものに気をつけています。

「癌になった」と言っても間違いではありませんが、癌などの重い病気で、原因がわからなくて、自分では簡単に治せないときは「癌と診断された」ということも多いです。

 

病気にかかる(罹る)

「病気になる」よりかたい言葉ですが、インフルエンザなどの感染症には、この「かかる」を使うことが多いです。感染症でなくても使うこともあります。

妊娠中に風疹にかかると、赤ちゃんに障害が出ることがあります。
インフルエンザにかかったら、熱が下がっても、すぐに学校には来ないでください。
子供のころ重い病気にかかって、入院したことがあります。

この「罹る」という漢字を使った「罹災(りさい)」という言葉は「災難に遭う」という意味だから、やっぱり「病気に罹る」は
「病気になる」よりは、「自分の責任ではない」という感じがしますね。

「罹患(りかん)」という言葉もありますが、かなりかたい言葉なので、普通に話すときには使いません。

これを見ると、コロナの罹患者数の推移がわかります。

病気のときに使う その他の言葉

「病気になる」「病気にかかる」以外にも病気を表す言葉がありますが、どちらかというと、文学などに使われる表現で、使い方がかなり難くて、「どんな時にも使える」というわけではない(これが日本語の難しいところなんですよね〜)ので、例文をそのまま使うようにするといいかもしれません。

発病(はつびょう)する

病気になるという意味のかたい表現です。病気の症状が出るという意味の「発症(はっしょう)」という言葉もあります。

過労がもとで、発病した。

狂犬病は一度発病したら100%死亡する怖い病気です。

結核菌に感染しても、発病しない人もいる。

コロナ患者が発症した2日前から患者と長時間接触していた人が「濃厚接触者」の対象となる。

〜を患う(わずらう)/〜を病む(やむ)

病気の名前を言わずに、病気になった体の部分を使って話すことが多いです。

去年大病を患ってから、健康の大切さに気がついた。

サナトリウムというのは肺を患った人など、長期療養が必要な人が利用する施設のことです。

この神社は目の神様として有名で、全国から目を病んだ人がお参りにやって来る。

A会独特の休職制度は仕事のストレスで心を病んだ職員のために作られたのだそうだ。

 

 

 

 

 

 

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