香港へ行ったら、広東語で話してみませんか?
とは言っても、残念なことに、そんなに簡単な言葉ではないんですよね〜、広東語って。私も旅行前にたくさん練習して行ったのに、全然通じなくてショック!だった経験があります。
で、広東語を話してみたいと思っているみなさんのために、アチェさんに広東語を教えてもらうことにしました。
さあ、一緒に頑張りましょう!
じゃあ、まずは広東語の表記システムについて話しますね。
別にこんなこと知らなくていい人は、次の「声調」に行ってね。
広東語の表記システム
広東語は漢字を使って表しますが、漢字を見ても発音はわかりません。だから、ふつうはローマ字を使って発音を表すのですが、中国語とは違い、広東語のローマ字表記システムは統一されていません。ということで、このサイトでは香港で主流の「粤拼」を使って練習します。
このほかの広東語のローマ字表記システムに興味がある人は下のリンクを見てみてね。
声調
声調とは
日本語は「雨」が「あめ」、「飴」が「あめ」(太字が高い音)というように、言葉のどの部分を高く、どの部分を低く発音するかによって言葉の意味が変わります。これをアクセントと言います。
日本語と違い、広東語は声調で言葉の区別をします。声調というのは語の中で「ひとつの音」と感じられる部分の音の変化*のことです。中国で使われている「普通語」も声調(四声)があります。
たとえば、日本語の「夫婦」の「夫」と「婦」は広東語でも「夫=fu」「婦=fu」と発音しますが、声調が違うので「fu」の隣に声調記号をつけて、「夫」は「 fu1」「婦」は「 fu5」と表します。
*音を上げたり、下げたり、平らなまま発音したりします。
うーん。よくわからないなあ。
わからなかったら、無視しても大丈夫。
練習をはじめましょう。
声調の練習
上の表を見てください。一番上の「第1声〜第6声」、これが声調です。これからべっちゃんが「fu」の音を第1声から第6声まで発音しますから、ビデオを見ながら練習してね。
これらの音に対応する漢字はこれ。横の( )が発音記号です。
この練習の目的は音を覚えることなので、漢字を覚える必要はありません。音の高さや抑揚を覚えればOKです。
最初はそれぞれの音を聞いて、最後に6つの音を続けて発音します。何度も聞いて抑揚を覚えてね。